組合員のみなさん、地域の仲間のみなさん、2018年、新たな闘いの年が明けました。
全国一般福岡地本及び地域支部の運動に、物心両面で、ご支援、ご協力いただいています全てのみなさんに心から御礼申し上げます。
私たち全国一般は、福岡県の中小労働者の生活と権利を守る砦として、今年も精一杯奮闘し、組織を尚一層強く大きくして行くため頑張り抜きます。
まだ全国一般に加盟していないみなさん、「うちには労働組合に入るようなヤツはいない」、「うちの組合は闘わないダメな組合だ」、「職場のヤツは誰も組合に関心がない」、などと嘆いてばかりでは何も変わりません。
あなた自身は、声を出し、あきらめずに仲間に訴え続けていますか、社長や管理職などに声を出し、自らの意見を主張したり抗議ができていますか、そして、一人でも闘いに立ち上がっていますか、闘うこと、真の労働組合を結成すること、運動を前進させるには、常に最初は1人の頑張りから始まるものです。まず、あなたの真剣な頑張りから職場や社会の変革につなげて行きましょう。
全国一般には、一人で加盟して立ち上がり、職場の多数派を占め頑張っている分会は沢山あります。闘わなければ、あなたの生活と権利、あなたの健康や家族との時間、絆などは絶対に守れません。
今、不当な攻撃や職場の劣悪な条件改善に向け歯を食いしばり闘っている組合員のみなさん。新年にあたり、闘いに自信と確信を持って、自らの信念を貫き通し、必ず勝利しましょう。
経営者は、自社の労働争議ほど嫌なことはありません。それが一人であってでもです。あなたの闘いとその信念は正しいし、あなたの闘いは周りの労働者に大きな勇気を発信し続けています。裁判で不当判決が出ようとも、労働者の立場で闘い続け、信念を貫き通せば、あなたの闘いの輪は広がっていき、必ず闘争勝利つながります。
全国一般の闘いは、裁判では負けるような事案でも解雇撤回、勝利解決できています。それが真の労働組合、労働運動の姿だと考えます。決して、闘っても勝てないなどと諦めないでください。ブレないでください。まさに、闘わない者に勝利なし、です。
組合員のみなさん、通常の組合活動の「18春闘」、「一時金闘争」、「労働条件改善の闘い」も頑張りましょう。闘いの前進の枢要は、一部組合役員だけでの団交で進めるのではなく、全組合員、そして未組織の労働者とも連携した運動を作れるかどうかです。常に多数派、集団的労使関係の構築を粘り強く目指していくことが労働条件の改善に必ずつながります。
組合員のみなさん、今年は職場闘争とあわせて、政治闘争にも特に力を傾注しなければなりません。
安倍政権は、昨年の衆院選の結果、ついに憲法改悪までも具体的に進めようとしています。戦争ができる国づくりは信じられないスピードで押し進められています。残業代ゼロ法案や裁量労働制の拡大など、労働法制も改悪しようとしています。今年5月の国会が山場になります。我々自身の問題であり、我々は決して傍観者になっていてはだめです。1人ひとりが声を上げ、署名を拡げ、抗議行動の場に足を運びましょう。
2018年は、5年有期雇用からの無期雇用転換と派遣期間3年を理由とした解雇、雇い止めが多発する大変な年となります。
我々、全国一般労組は、全ての闘いの先頭に立ち、労働者の生活と権利、平和と民主主義を守るため頑張り抜きましょう。
今年も地本、支部、分会にとって良い年でありますように、また、組合員、家族の皆さんにとっても素晴しい年でありますよう祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせて頂きます。
今年も全国一般労働組合福岡地方本部、各支部を、何卒よろしくお願い申し上げます。
全国一般労働組合福岡地方本部
執行委員長 山岡 直明