3月8日は、連合加盟の全国ユニオン傘下の東京ユニオンが組織するアマゾン配達員組合の長崎の仲間が「雇用」を守るため全日ストライキに突入しました。
東京では首都圏の仲間でアマゾンジャパン本社に抗議申し入れを決行しました。アマゾンは荷主&実質的な指揮命令者として雇用責任を取ることを強く求めます。
『Amazonは、現場の声を聞き、組合との団体交渉に応じろ!』と東京本社内でシュプレヒコールが響き渡りました。
長崎市内でアマゾンの配達を行うドライバーは、今就業機会喪失の危機に直面しています。配達員は、二重の下請け構造で委託契約をしていますが、二次請けの「トランプ」から契約打ち切りを通告されており、事実上のクビ切りが1か月後に迫っています。
これに対して「東京ユニオン アマゾン配達員組合長崎支部」(2022年結成・約50名)は、一次請けの「若葉ネットワーク」に対して就業機会の確保のための話し合いを求めてきましたが、すべて拒否されました。
組合はやむなく,今日3月8日、全面ストライキに突入しました。
同日午後、現地ストライキに連動して、「東京ユニオン」と支援者は、東京・目黒にあるアマゾン本社へ要請行動を実施しました。
当然ながら、「荷主」のアマゾンも大きな責任があり、解決に動いてほしいという要請です。
長崎の配達員2名も上京し参加して、アマゾンのエントランスでマイクを握って「雇用確保」を強く訴えました。
行動終了後、アマゾン配達員組合長崎支部の書記長は、「初めて来たがビルがでかいので驚いた。本当はストライキをしたくなかった。ずっと若葉に対して対話を投げかけてきたが、すべて無視されたので、他に手段がなかった。現在セール期間中なのでお客さまにも迷惑がかかる。でもこの労働環境を変えることは、業界の未来がかかっている問題。全国初めてのストライキだったがやってよかった。勇気をもって立ち上がってくれた仲間を誇りに思う」と笑顔で語ってくれました。
ストライキに立ち上がった仲間を支援しましょう。